イブセン博物館の紹介です。この博物館はオスロの宮殿の脇にあり、イブセンという戯曲作家が住んでいた場所を博物館にしたそうです。2023年に改装工事を終えリニューアルオープンしたそうです。展示は2階にあり、彼の作品がパネルで紹介されています。ただ、この美術館の目玉は、彼が暮らした部屋を紹介するガイドツアーです。部屋だけをガイドなしで見る事はできません。今回私はノルウェー語がわからないということで、他にノルウェー人の参加者がいるなかでしたが英語でガイドをしてくれました。ガイドしてくれた人はアメリカ出身でとても英語がわかりやすく聞きやすかったです。
彼と奥さんが暮らした部屋が家具付きで展示されて、当時の生活の様子をよく知ることができました。部屋の窓からは王宮が見えとても良い場所に住んでいたことを実感します。目の前には通りがありますが、部屋の中はとても静かでした。部屋数としては6部屋位でしょうかとても広い家でした。
居間にはピアノがあり、これはグリーグが弾いたものだと言うことです。グリーグはイブセンより20歳ほど若かったそうです。以前ベルゲンにあるグリーグ美術館へ訪れたときのことを思い出しました。クラシック好きの私としては、ここでグリーグに会うことができ嬉しかったです。オスロではあまり目立つ美術館ではありませんが、展示も良くされており、ノルウェーの芸術家が暮らした場所を見ることができるので、ノルウェー人の生活の垣間見ることができる点では勉強になり、お勧めしたい美術館の1つです。大人1名180 NOKです。
