徳川美術館展 尾張徳川家の秘宝

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サントリー美術館で行われている尾張徳川家の秘宝展の感想です。尾張徳川家に伝わる品々がテーマ別に、武具に始まり茶・能・香の順に、最後に国宝となる源氏物語絵巻と調度品である将棋盤が展示されていました。さすが徳川御三家筆頭の尾張家が所蔵していたものだけあって、立派な品々でした。刀や太刀、23金で作られた盃の輝きは際立っていました。源氏物語絵巻では宿木の巻の様子が展示されており、匂の宮と姫との出会いの様子が描かれており、2人の出会いだけでなく、その周りにいる女御たちの様子にも見入ってしまいました。また、宮中の行事を描いた屏風もありましたが、新年の挨拶をする宮中の様子や、冬至の宮中での行事を描いた襖絵であり、当時を想像することができました。いま平安時代を舞台にした大河ドラマ光る君が放映されていますが、このドラマと合わせて見ることで、今の時代での想像になってしまいますが、平安時代のイメージを持つことができました。

 

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