眠り展:アートと生きること 国立近代美術館

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眠り展:アートと生きること

ルーベンスの絵があるというので行ってきた。

子供の寝顔の絵ををゆっくり眺めたみた。

Webで掲載されている絵と、実物は全然違う。

頰はもっと赤かった。

特に右の子は、パソコンで見る表情と、実物の絵の表情とでは伝わってくるものが違っていた。

実物の絵では、目はもっとしっかりしており、額の影はもっと深く、複雑な表現であった。

絵全体の色合いも全く違う。

現物を見てきて良かったと思う。

この美術館に行く前は、私は子供の安らかな顔を見たいなと思って行ったのだが、ルーベンスのこの絵は違っていた。

実際の絵を見てはっきりわかったのは、この絵は、子供の感情を伝えたいのではないということ。ルーベンスはこの構図と子供の表情を通じて何かを伝えているのだと思う。この絵は、何かの願望か、絶望を描いたものなのかな。

左の子は安らかに眠っている。でも右の子はそうではない。左の子供は首にネックレスをつけているが、右の子はつけていない。

もし、私がこの子らの親であれば、この子らにどうしてあげたらいいのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

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