生原酒の中では、通年で購入可能であり、
値段も手頃な、旨い日本酒の基本酒として位置付けています。
この酒を基準として、これよりおいしければ人に勧めるし、
おいしくなければ勧めません。
この酒はもちろん人に勧められる酒です。
味について、
お酒のラベルによるとレーダーチャートは1〜5の点数において、
普通の日本酒を3として、このお酒は以下の通りの点数をつけています。
甘み4
旨味3.5
コク4.5
酸味3
アルコール4.2
アルコール度数は19度、とろっとした味わいであり、その分甘みの点数が高いのでしょうか。
いずれにしても、酒呑みにはちょうどいいアルコール度数です。
味に関して、すこしだけきつい匂いがするのは、わかった上で飲むのがいいでしょう。
鼻の奥から後頭部に抜けるフワッと感は、少しだけあります。
香りと味がしっかりしているときにこの感覚を得ることができます。
私はこの感覚が好きなので、この感覚で好みを決めています。
おいしいお酒は口の中に広がるのではなく、頭の中の空間に広がっていく。
頭の空間とはいっても厳密には以下の範囲において広がります(あくまで主観です)。
口の中から後頭部と、眉間から下唇の間の範囲です(なんのこっちゃって感じですけど)。
ただし感覚の中心は上記の空間の中心よりは若干後ろ気味。
ふなぐちについては、フワッと感は後ろに抜けるのではなく、耳の方向、つまり横に抜けますので、もう少し香りが欲しいところでしょうか。