ノルウェーのオスロにあるノーベル平和センターのレビューです。ノーベル賞は主にスウェーデンで授賞式が行われますが、ノーベル平和賞だけはノルウェーのオスロで行われます。授賞式会場はオスロ市庁舎ですが、そのすぐそばにこのノーベル平和センターがあります。このセンターはしばらく休館していましたが、2023年12月からリニューアルオープンしました。リニューアルされたノーベル平和センターを紹介します。
センターの場所は以前と変わりません。この建物は昔は鉄道の駅だったようで、その建物を利用しているとのことです。そう言われると立派な駅に見えてきます。
中に入ると最初に目に入るのは今年(2023年)ノーベル平和賞を受賞したイラン女性の人権活動家ナルゲス・モハンマディさんの写真です。12月10日に行われた授賞式では、ノルウェーに来ることはできず獄中での授賞となった方です。「女性・命・自由」をスローガンに人権のために戦っているとのことです。恥ずかしながらこの方をノーベル平和賞授賞によって知りました。
歴代の受賞者がパネルや、タブレットディスプレイで紹介されています。日本人としては佐藤栄作氏が授賞をされています。
特別企画として、小野洋子さんが紹介されていました。ジェンダーや戦争など暴力との戦いをテーマにした平和活動家として展示紹介されていました。日本人として誇りを感じました。
印象的だったのは、白地図に来場者が平和を願う場所にスタンプを押す地図でした。ウクライナやイスラエル地域は真っ黒でしたが、そのほかにも多くの場所にスタンプが押されており、世界の各地で何からのことが起こっていることを感じました。この地図が真っ白になる日が来ることを願います。平和とは何だろうと改めて考えさせてくれる訪問となりました。
こちらの入場料金は大人1名160NOKです。