ノルウェーのオスロにあるオスロ市庁舎の紹介です。ノーベル賞の授賞式は主にスウェーデンで行われますが、ノーベル平和賞だけはノルウェーで行われています。その授賞式会場がこのオスロ市庁舎です。
入るときにはセキュリティチェックを受けます。中に入ると、目の前にはノーベル平和賞授賞式の会場となる広間が広がります。2023年12月にも授賞式が行われましたがこの時は受賞者のイラン女性の人権活動家ナルゲス・モハンマディ氏は獄中におり来場できず、代わりに双子の17歳の子供たちが授賞式に出席していました。私はその授賞式の1週間後にこの場所をおとづれましたが、この時はクリスマスツリーが中央にどっしりとおいてありました。周囲には壁画があり、これを眺めるだけでも価値がありそうな空間です。
この市庁舎にはムンクの部屋があり、そこにはムンクの壁画があります。部屋を見れる時と見れない時があるようです。 このオスロ市庁舎にはよく通っていましたが、今回やっと見ることができました。奥の壁の中央に、大きな木を取り囲む人々を描いた絵がありました。
そして、こちらは別の部屋に飾られた絵です。明るく命の活力を感じさせます。しばらくこの絵の前に立っていると自分の中にエネルギーが溜まっていくような気がします。通常は絵画は美術館で見ることが多いですが、このように実際に設置されている場所で見ることはあまりないので、とても印象的でした。オスロ市庁舎には他の部屋にも絵が描かれており、建物全体がまるで美術館のようで、私は何回もここに来ていますが飽きることがありません。
裏手には、議会場があり公開されていて入ることができます。実際に使われているのかはわかりませんが、議場があるのはさすが市庁舎です。
脇の通路には贈答品が陳列されていました。その中に日本人形が展示されているのを見つけました。ノルウェーと日本はさまざまな形で関係の深い国と思いますが、このような場所で見つけると嬉しいものです。
世界の平和を願いつつ、このオスロ市庁舎が平和のシンボルとしてあり続けることを願っています。この近くにはノーベル平和センターもありますので、合わせて訪問するのもお勧めです。 なお、市庁舎の入場は無料です。
2024年4月13日更新
2024年7月13日更新