1893年から1912年にかけて、北極と南極の両方への探検に使用されたノルウェーが作った木造船であるフロム号を展示し、その探検の歴史を紹介した博物館です。入り口を入るとフラム号がどーんと置いてあり、その迫力を目の当たりにします。フラム号の中に入ることもでき、船内での活動の様子を知ることができます。北極探検時に渡航したナンセンがのちにノーベル平和賞を受賞しましたが、この北極探検の成果によるものだそうです。また、この功績がノルウェーの国としての地位を高めたそうで、1904年のスウェーデンからの独立の役割も果たしたようです。
また、ノルウェーは北極と南極に領地を持つ世界で唯一の国だそうですが、フラム号の活躍が大きな役割を果たしたようです。一連の展示を通じて感じるのは、フラム号はノルウェーにとって大きな誇りだということです。
なお、日本語の説明文も随所にあり、フラム号の理解をより深めることができました。
大人一人140NOKですが、近くにあるコンチキ号博物館か、海洋博物館との入場セットで買うとより安くなります。２館入場で250NOK、3館入場で380NOKです。単館入場はどの博物館も140NOKです。
