京都の平安神宮や地下鉄東山駅の近くにある美術館、並河靖之七宝記念館へ行きました。天気は晴れで37度の猛暑でした。
七宝焼きの歴史は古いそうですが、ここで編み出した新しい技法によって、細かい文様を描くことができるようになったそうです。実際に展示品を目にすると、紋様の細かさに心を打たれます。特に藤の模様は微細に描かれており、とても美しく見とれてしまいました。また、色もきれいな発色でとてもリアルでした。七宝焼きが贈答品としてよく用いられるのも納得できます。
この美術館のもうひとつの魅力は風流な庭園です。大きくはないながらも、池や小さな滝が心地よい涼をもたらしてくれました。夏の炎天下でしたが、この庭にいるとしばし暑さを忘れてしまいました。
この付近は何度か通ったことがあるのですが、このような美術館があることは知りませんでした。七宝焼きの美しさと上品さを知ることができ、また庭の趣から得られる癒しを感じることができました。 ちょっとした時間ができたときにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。こういう場所でも京都の趣や歴史を感じることができます。