福島 大七 純米生酛寒おろし

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福島県大七酒造の純米生酛生詰め酒寒おろしです。精米歩合は69%アルコール度数は15度となっています。ラベルには中辛とあります。寒おろしというお酒になじみはなかったのですが、お店の人曰く、初秋の9月ごろに出すのが冷やおろしで、寒おろしはさらに熟成期間を伸ばし、10月から11月に出すお酒とのことです。仕込んだ樽ごとに状態を見て、冷やおろしで出すのか、寒おろしで出すのか決めているそうです。

色は無色透明です。香りは穏やかです。大七酒造の特徴なのでしょうか、若干高級なバナナっぽい感じがするのは、純米生酛生原酒と同じです。口に含むとなめらかさがスムーズに広がります。しかしこの滑らかさには熟成の味わいを感じます。飲み込んだときの鼻の奥から後頭部へ抜ける時も、お米の熟成感を感じることができます。熟成したお酒だけあって、口に含んだ時から飲み口までの印象にしっかりさを感じることのできるお酒です。

純米生酛生原酒と比べて飲んでみましたが、同じ大七酒造なのに、これほど味わいが違うのはとても興味深いです。

 

 

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