東京青山にある岡本太郎記念館です。岡本太郎が居住しアトリエとしていた場所を記念館として公開しています。
2階では岡本太郎の作品を展示しています。抽象的な描画なのでわかりにくそうですが、筆使いや色使いからは、怒号のようなものを感じます。1911年に生まれた彼は人間として成熟した時代に戦争を経験しいていますので、その背景を鑑みれば戦争に対する怒りもあるのだろうと想像します。
1階はアトリエです。世界的な芸術家が実際に活動していた場所を見ることができるのは貴重です。部屋は明るく開放的でした。窓はありますが不透明ですので、外の景色に邪魔されることなく制作活動ができたのだろうと思いました。
庭も興味深く、熱帯系の植物と彼の作品とが融和し芸術的です。こんな庭は世界にないだろうと思われるほどです。ベランダからは太陽の塔の未来が顔をのぞかせています。
この記念館は、規模こそ大きくはありませんが、岡本太郎という芸術家の存在を身近に感じることができる場所です。