東京青梅にある小澤酒造の代表酒、澤乃井純米大辛口です。純米吟醸酒とは、辛口ということで対照的なお酒ですが、興味があり飲んでみました。精米歩合は65%、アルコール度数は15度となっています。
色は若干黄色みがかっています香りですが、柔らかい香りです。辛口なのでもう少し異なる香りを想像していましたが、純米酒としての柔らかさを感じます。口に含むとなめらかさがしっかりと広がっていきます。柔らかさやふくよかさといったものは感じません。そして飲み込んだときの鼻の奥から後頭部へ抜けていく感じもしっかりととしています。日本酒は甘口かそうでないものと言う分類のされ方をしていて、甘くないものを辛口と言うようですが、このお酒はまさにそう言えるお酒だと思います。純米酒としての輪郭がはっきりしていて、きちっと飲めるお酒です。