東京国立博物館 平成館で開催の旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」展の感想です。大覚寺は嵯峨天皇(786-842)の離宮を寺に改めた寺院とのことです。展示室内に境内図がありましたが、その広さがよくわかります。書物や仏像、刀、掛軸、襖絵などが展示されています。
特に後半に展示されている襖絵は見事な作ばかりです。牡丹や紅白梅、松、鶴など様々な襖絵を見ることができます。こんな絵に囲まれていたら恐縮して落ち着いていられないだろうなと感じました。
院政を行ったとされる御冠の間の復元室もあり、当時を偲ぶこともできます。玉座の後ろにある部屋で三種の神器を保管していたそうです。
寺院にも色々な成り立ちや役割があるのだなと勉強になりました。