皇居の敷地内にある三の丸尚蔵館で開催中の 瑞祥(ずいしょう)のかたち展のレビューです。皇室が所蔵する作品を展示しています。
最初に目に入るのは宝船です。縁起物として制作されたようです。船に上には様々な縁起の良いものが飾られていますが、その精巧さにしばらく見入ってしまいました。
この絵巻は宴の様子を描いたものですが、よく見ると宴席の机の上には盆栽のようなものが見えます。一般的なパーティーではテーブルに花が飾られることはありますが、ここでは盆栽が飾られています。こういった宴席の趣向も面白いなと感じます。
伊藤若冲の鳳凰の絵は緻密でありながら迫力があります。これは国宝だそうです。
部屋の奥中央には横山大観の富士山と日の出を描く絵がありました。大観の富士山を描く作品の中でも最大級の絵だそうです。荘厳さを感じずにはいられませんでした。
三の丸尚蔵館を出て、皇居の中に進むと近くに二の丸日本庭園があります。都会の喧騒を忘れてしばしくつろぐ時間を持つことができました。