八海山の純米大吟醸生原酒のレビューです。日本の代表的なお酒である八海山の純米大吟醸で、かつ生原酒です。否が応でも期待が高まります。 精米歩合は45%。アルコール度数は17度です。
色はほぼ透明です。ほんのわずかに黄色味を感じる程度です。香りをかいでみると、とても上品でフルーティーな吟醸香が立ち上ってきます。これぞ純米大吟醸です。そして口に含みますと、上品なフルーティーさが原酒の味わいであるまろやかさとともになめらかに口の中に広がっていきます。転がっていくと言ってもいいかもしれません。そして飲み込んだときの印象となる飲み口においては、鼻の奥から後頭部へ、吟醸香と吟醸香にマッチした旨みを伴って上品にふわっと抜けていきます。原酒しての旨みもあり、生酒としての爽やかさもありますが、どれかが強調されることもなくバランスの良さを感じます。飲んだ後も、鼻から吟醸香が柔らかく抜けていき、素晴らしい余韻を感じさせてくれます。