東京都の地酒、中村八郎右衛門の千代鶴しぼりたて純米生原酒を飲んでみました。精米歩合は60%、日本酒度+2、酸度1.7、アルコール度数は17度となっています。香りはうっすら柔らかいです。純米酒としてのまろやかさを感じます。口に含むとまろやかさがすっと広がります。柔らかさもありつつ、若干辛さを感じます。飲み込んだときの飲み口はすっきりしています。鼻の奥から後頭部へ抜ける感じは、生原酒としての柔らかさ柔らかさを保ちつつ、すっきりとして抜けていきますが、飲んだ後も舌の上にまろやかさが残りちょっとした余韻も味わえます。酸味の中にほんのわずかではありますが、雑味があるかもしれません。ただこれもこのお酒の味を作り出す全体のバランスの要素の1つといえるかもしれません。すっきりしているだけにテンポ良く飲みたい時にふさわしいお酒です。