国立新美術館で開催のメトロポリタン美術館展の感想です。
15世紀ルネサンスから20世紀印象派までの作品がを展示しています。
ルネサンス期の絵では、テンペラ画が多く、油絵に見慣れたせいか発色の良さが新鮮でした。
バロック期の絵では、先日見たフェルメールはもちろん、ルーベンスらの絵があり明暗を使い分けた絵がフェルメール展と同様に印象的でした。フェルメールの青はやはりきれいです。
そして、見てみたかったロココ時代の絵も見ることができました。絵の華やかさが印象的で、現物の絵には説得力があります。
印象派前後の絵では、ドガ、ルノワール、モネのほか、私の好きなコローの絵もありました。コローは赤い点を絵のどこかに入れることが多く、それを見つけるのが楽しみです。
各時代の絵画をこれだけ一堂に会して見る機会はそうはありません。各時代の特徴を改めて認識し、それぞれの違いについてもよく理解することができるこの展覧会はとても貴重な機会です。
2022-02-26 掲載