時差ボケは海外へ行く時だけに起きると思っていませんか。
実は、海外出張が多い人は、日本にいても時差ボケをしてしまう機会があります。
もともと海外出張が多い人は、このコロナ感染症の影響もあり、渡航する代わりに、海外とオンライン会議をするということが増えているのではないかと思います。実際、私は欧州、北米、アジアの人とオンラインで会議や打ち合わせをすることが増えています。
確かに、日本から海外へ行かずに済みますので便利になったようにおもうかもしれませんが、相手との間に時差があることに変わりはありません。
ここで問題が発生します。というのも、相手の時間に合わせて会議を行う場合、日本時間の夜中や早朝に会議をすることになりますので、生活リズムが不規則になってしまいます。下手すると、なんと日本にいながら時差ボケになってしまうのです(正しくは時差ボケもどきというのかもしれませんが)。
海外出張や旅行などの海外渡航時における時差ボケ防止法について、別の記事でお伝えしましたが、国内に滞在しながら海外と打ち合わせする場合も、そこでお伝えした時差ボケの防止法が有効になります。
3つのコツは以下の通りでした。
・飛行機に乗った瞬間から、現地時刻に合わせて眠る。
・脳の活動を休ませるように、上手に眠る。
・飛行機の中では映画を見ない。
ここでは、2つ目のコツを使います。
例えば、日本時間の明け方4時、5時に会議を行う場合、夜8時とか9時などの早い時間に寝なくてはなりません。普段遅くまで起きているのであれば、そんな時間に眠れといわれても急に眠ることはできません。しかし、この場合でも、2つ目のコツで紹介したように、寝床に入って、目を閉じて、リラックスして、深い呼吸をして、何も考えないようにすると、脳は活動を控えてくれますので(私はそう感じています)、早朝に起きても、頭はスッキリし、集中力を高めてオンライン会議に挑むことができます。
今後は、海外出張へ行くよりも、ヨーロッパやアメリカとのやりとりについても電子会議をすることが増えるので、日本にいながら時差ボケすることが多くなってくるかもしれません。
もう一つ、おまけです。
この方法は、時差ボケ防止だけではなく、毎日の仕事に集中して取り組むためにも有効です。よく、昼寝は午後の仕事の効率を高めるために有効だと言われています。実際、私も昼休みに昼寝をすることがありますが、その後はとてもリフレッシュします。
昼寝とはいっても、いつでも昼休みにしっかり眠ることができるわけではありません。体の調子等によって、眠りに落ちることができない時もしばしばあります。でも、そのような時でもここでお伝えした目を閉じて脳の活動を休ませると言うことをすると、脳は休んでいるようですので、そのあとはかなりスッキリしていて、午後の仕事に集中して取り組むことができます。
同じように、国内出張などの移動時間の際にも、例えば電車に乗っている10分か15分の時間でも、目を閉じて何も考えず呼吸を深くすることで、脳をリラックスさせ頭をリフレッシュさせることができ、出張先で集中力を発揮することができます。
いつでもそうですが、脳がすっきりしない状態で何かをしても(特に頭を使う仕事)、時間的な効率はあまり良くありませんので、常に頭をすっきりさせて、集中して仕事できる状態を作っておくことが、結局は時間の節約になっているのだと思います。また、頭がすっきりした状態で仕事や作業ができると、時間の節約ばかりではなく仕事や作業の質も上がっていると感じます。
よろしければぜひお試しください。
2020-05-28 掲載